映画作品に触れる、書き出す。

よい作品を書くためにはインプットが必要である。というのは、古今東西あらゆる批評家が口にする純粋なる経験則だろう。

だが、いくらインプットといっても、漠然と眺めているだけでは折角の鑑賞も噛み締めることができないのではないだろうか。

間違いない、なぜならこれまでの自分がそうだったからだ。

そうだからだ……。

なにが言いたいのかというと、何かを取り込んだときには必ずアウトプットを行い、そのときの自分の中に生まれた感情や見つけた技法を忘れずに取っておこうというのである。